AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する

「追われるものと追うもの」
                                                            きちきち 様


はあ、はあ
息が苦しい。
後ろを振り返らなくても追いかけてくる気配が伝わってくる。どのくらい走っているのだろう。
早く、早くと気はあせるが足はすでにあがらなくなっていた。
足がふらつく、とその瞬間木の根元に足がひっかかりそのままこけてしまう。両手を付きなんとか起き上がろうとして目の前を見ると、見慣れた黒いブーツが目に映る。
そのまま顔を上げるとそこには私を追いかけていた人、ジョーが立っていた。

ここは深い森の中。
ここで私とジョーはある人物達を追っていた。
その人物達とはDr.『林』兄弟。
兄は精神医学、弟は機械工学の権威であり、MMを開発した人物達でもある。
MMシステムとは、Mental Machineの略で、この装置から放たれる怪光線を一定時間あびると脳に刺激をあたえ、人間の心の奥底に眠っている残忍性や欲を引き出すのである。
彼らは、MMを使って人間同士に殺し合いを強要しようとしたのである。

B国で内戦が起きた時、001がいち早くその異様さをキャッチし、私たちサイボーグ戦士はB国に潜入し、MMの存在を知ったのだった。そして、MMが設置されている場所にDr.林兄弟もいたのだった。BGと一緒に。
そこでは、まさにDr.林兄弟がMMの最終調整に取り掛かろうとしていた。MMを全世界にむけて放射できるように改造しようとしていたのだった。
ところがMMを破壊しているうちに、Dr.林兄弟は設計書をいれたCD−ROMを持って逃走したのだった。このままにしておくとまた同じことが起きてしまう。設計書を破壊すべく追いかけることになった。
だがBGのサイボーグ兵士達は、Dr.林の逃走を成功させる為には自らの死をも恐れていなかった。
そのサイボーグ兵士達の凄まじい攻撃のあいだをくぐって、なんとか私とジョーはDr.林兄弟が乗り込んだ小型飛空挺に乗り込んだ。
その瞬間、小型飛空挺が離陸した。

「そこまでだ、Dr.。その設計書を渡してもらおう!!」
「そんなことを誰がするか!ここまでくるのにどれだけかかったと思っているんだ!!」
ジョーとDr.林の背の高い方がにらみ合う。
その間に操縦桿を握っていたDr.林の背の低い方がコンソールパネルをなにやらかちゃかちゃいわせる。
とその時、
コクピット内に強烈な光が放たれた!!
「あっ・・・!!」
私はDr.林の背の低い方に向けて構えていた銃の引き金を引いた。
「ぎゃあっ!!」
凄まじい叫び声が聞こえた。Dr.林の背の低い方が左の手の甲を押えてうめいている。辺りをみまわすと、脱力して床にしりもちをついているDr.林の背の高い方が見えた。そして、その少し離れたところにジョーの姿が・・・。
ジョーは頭を抱えてうずくまっている。
「ジョー!!」
私はかけよりながら声をかける。彼の顔を覗き込むと、彼は真っ青な顔をしてぎゅっと目を固く瞑っている。
「しっかりして、ジョー!!」
どうしよう、もしこのまま彼が・・・。
「ジョー、ジョー!!」
不安をかき消す呪文のように私は何度も彼の名を繰り返す。まるでそれで彼が治るかのように。
「うう・・・」
低くうめいてようやく彼が顔を上げた。まっすぐに私の顔を捉えると、無理に笑顔をつくった。
「ぼくは大丈夫。君は?」
「私は平気。なんともないわ。」
私はほっとして、思わず微笑んだ。そういえばあの光はなんだったのかしら?ふと頭上をみると、小さな白い丸いものが浮かんでいる。
「きっさまー、よくも兄に向かってあんなことを!!」
「いい気味だ。いつもいつもいばりくさりやがって・・!!お前もあれをくらってそいつと殺し合いをすればいいんだ!!」
バシッ
声の方をむくとそこには、Dr.林の背の高い方が背の低い方の顔を殴っている。殴られたショックでDr.林の背の低い方が操縦席から吹っ飛んだ。空いた操縦席にDr.林の背の高い方が座り操縦桿を操作し始める。
「こうなったら、貴様らを道連れにしてやるっ!!」
グラッ
小型飛空挺が機体を傾ける。そして一気に降下する。
「きゃあ!!」
急降下に耐え切れず私の体が前に傾きかけた時、ジョーに腕を強く掴まれ抱き寄せられた。私は恐怖の余りジョーにしがみつき、ぎゅっと目をつぶる。
そして
ドドーン!!
凄まじい衝撃が私たちを襲った。

気が付くと、私は倒れていた。どのくらい気を失っていたのか・・・。
目の前に見える手をゆっくり動かしてみる。痛みもなく思うとうりに動く。大丈夫なようだ。そして自分がジョーに抱きしめられていたことを思い出した。今度は体を起こして周囲をみまわす。少し離れた前方で、機械の破片が散らばっている中にジョーが倒れているのが見えた。
「ジョー!!」
思わず素早く起き上がりジョーに駆け寄る。ジョーの側に膝まづき、肩に手を置きそっと揺する。
「ジョー、ジョー!!しっかりして!!」
「・・・」
ゆっくりと彼の体を仰向けにする。
ジョーの顔を見ると、ジョーの目がゆっくりと見開かれようとしていた。
「大丈夫?」
「・・・ああ。」
ジョーの目がぼんやりとしている。
「どこか痛むところはない?」
「・・・ないよ。」
「よかった・・・」
安堵で涙が一筋こぼれてしまった。そんな私をジョーはぼんやりとみつめながら
「あの二人は?」
と聞いた。
私はジョーのことが心配で自分達が何をしていたのかすっかり忘れていたが、彼の一言であわてて周囲を探った。飛空挺の残骸と思しきものが目に映る。そこから人間の手や足がはみ出ている。だが生者の気配はない。
「・・・」
私は黙って首を横に振る。
「そうか・・・」
ジョーは静かに目を閉じた。
しばらくしてジョーがゆっくり起き上がり私の顔を見て
「そろそろ行こうか。」
と言った。
「ねえ、まずは脳波通信機を使って連絡をとってみましょうよ。こんな深い森の中だもの、へたに動くより迎えにきてもらった方がいいわ。」
私はさっそく脳波通信機を使って連絡を取ろうとしたが、ノイズしか聞こえない。頭を強く打ったのかしら?それとも此処にはなにか電波を妨害する何かがあるのかしら?
「やってみたんだけど、ノイズしか聞こえないの。ジョーもやってみてくれる?」
「・・・」
ジョーはぼんやりと私を見つめている。
「ジョー?」
なんか様子が変だ。不安な気持ちがどんどん心に広がってくる。思わずジョーの腕を掴んで瞳を覗き込む。
「ジョー、どうしたの?私の言ってることわかる?」
恐る恐る尋ねると、
「・・・フランソワ−ズ、手を離してくれないか?」
とそっけなく答える。
「え・・?」
「いいから早く!!そして僕から離れてくれ・・そうじゃないと僕は・・・!!」
顔をそむけながら何かに耐えるようにジョーが言う。
「ど、どういうこと、ジョー?」
私は訳もわからずジョーの腕を一層強く握り締める。
どうして?私は何かジョーの気に触ることをしたのかしら?悲しい気持ちになりながらジョーに一生懸命に尋ねる。
「ねえ、答えて!!」
私の顔からそむけたジョーの顔に両手をあてて、私の顔に向ける。
そのジョーの瞳を見た瞬間ぞくり、と背中になにか冷たいものが走った。
いつもは優しく穏やかな薄茶色の瞳に、今は奇妙な光が宿っている。その光は決して心地よいものではなく、なにか底知れぬ暗い情熱を感じさせる。違う。なにかが違う。でもなにが?彼の奇妙な光が宿っている薄茶色の瞳を見つめながら自問自答が頭の中に駆け巡る。
「自分がおさえきれそうにないんだ!!」
「!? それってどういうこと?」
ジョーがなにを言っているのかさっぱり分からず余計頭の中が混乱する。彼はそんな私の方を急に振り向きこう言った。
「・・・それは・・・こういうことだよ・・・!!」
ジョーは、彼を掴んでいた私の手を空いている手で掴み、自分の方に強く引っ張る。引っ張られたショックで私の体は彼の胸の中に倒れこんだ。私のあごに手がかけられ上を向かせられると、そこには奇妙な光をたたえた薄茶色の瞳をしたジョーの顔があった。
そのまま顔が近づき・・・私は思わず目を閉じる。
そして唇が触れた。
「!!んん・・」
頭の中が真っ白になり何も考えられなかった。胸がぎゅっと痛くなる。ずっとずっとこうなることを夢見ていた。だけどそれは夢からはみ出ることは決してない。いつもそう自分に言い聞かせていた。でも今その夢が現実のものになっている。痛んだ胸から今度は今まで溜めていた想いがあふれてきて、体中が暖かく感じる。
ジョー、私はずっとあなたを・・・。
ジー
「?」
何の音?
と考える前に背中がひんやりするのを感じた。戦闘服の背中のファスナーを彼がおろしたのだ。私は慌てて彼の唇から離れて背中に手をやる。ファスナーはブラジャーの止め具の下までおろされている。
「フランソワ−ズ、脱いでよ」
呆然とする私に彼はあっさりと言った。
「な・・・!?」
「今君を抱きたくてしょうがないんだよ。だから脱いでよ。」
やっぱり違う!!いつものジョーじゃない!!でもどうして!?
思わず彼を透視する。だがそこに見えたのはいつものジョー。偽者ではない。ということは、精神の問題?
「な、なにを言ってるの?どうしちゃったの、ジョー・・?」
「フランソワ−ズこそ何をいってるんだい?さっきも言っただろう?おさえきれないって」
ようやく彼の言っている意味がわかった。が時既に遅し。急に彼が何か得体のしれないものに見えてくる。体が底冷えする。私は彼から逃れようとゆっくりと立ち上がりそのままきびすを返して走り出す。
「フランソワ−ズ、逃げても無駄だよ。」
彼の声が遠くから聞こえる。早くどこかに逃げなければ。でも9人のサイボーグの中でも最速の彼からどうやって逃げれるというのだろう。どうしてこうなったのだろう。泣きたい気持ちをそらす為、一生懸命考える。そして今まで忘れていたことを思い出した。飛空挺の中でジョーが浴びた白い光。Dr.林の背の低い方が言った言葉。
「お前もあれをくらってそいつと殺し合いをすればいいんだ!!」
あれはMMの小型機だったのだ!!
じゃあ、ジョーは・・・。
私は気持ちが暗くなってくるのを感じた。

どこまでも続く無数の木々。その枝が手のようにみえる。それらが私めがけて襲い掛かってきているようにすら思えてくる。この森は果てしない迷路のよう。ゴールは全然見えない。透視しようにもあせる気持ちが邪魔をしてきちんとサーチできない。耳をつかっても、しんとした静寂がひろがるのみでなんら生き物の気配すら感じない。

もうどのくらい逃げているのか。時間がとてつもなく流れたような気がする。でも背後の彼の気配は一向に消えない。一気に加速してくるものと思っていたが、彼にはどうやらそういう気はないようだ。一定の距離をあけて追いかけてくる。そんな彼の行動は、この状況を楽しんでいるようにすら思えてくる。
私の足はもう限界だった。心は急くが足のほうはあがらなくなってきた。足がふらつき、そこにあった木の根元に足がひっかかる。
「あっ・・!」
ばたっ
とうとうこけてしまった。両手を前に付き起き上がろうとして視線を前方にやると、そこには見慣れた黒いブーツをはいた足があった。顔を上げるとジョーの顔が見えた。その薄茶色の瞳には相変わらず奇妙な光が宿っている。その瞳をみた瞬間、私の心に絶望感がわいてくるのを感じた。
「・・ん」
ジョーに激しく唇をむさぼられ、私は耐え切れず声を漏らしてしまった。彼は唇を離すと私の背中に手をやりファスナーを一気に下までおろす。
ぱちん
ブラジャーのホックがはずされる。彼の手が私の体からマフラーをほどき、戦闘服を脱がせようとする。
「きゃっ・・!」
思わず悲鳴をあげようとしたが、また彼の唇によって塞がれる。
「んん・・・」
私の口にいれた舌を彼は激しく私の舌に絡めてくる。口の中に大量の唾液がそそぎこまれるが、飲み干せず口から溢れてしまう。
「は・・はふ・・ん」
知らずと涙が浮かんでくる。自分でもどうなるのかわからず、でも彼にさからえれない自分。
怖い・・・。
しかし、その反面彼に激しく求められている事実に喜びも感じる。
そう私が感じている間にジョーは手早く私の戦闘服を脱がしてしまった。ブラジャーも剥ぎ取られ、乳房があらわれた。上半身裸になった私の唇を味わいながら、ジョーは左手で私の背中を抱き右手で私の乳房をまさぐった。初めて男性に触れられ、体がビクンと震える。
「ああっ」
知らずと声が出てしまった。ジョーは私から唇を離すとそんな私をじっと優しく見つめた。だが見つめている間も、ジョーの手は止まることなく優しく私の乳房を揉みほぐす。
「あ、や、やん」
私は彼の視線を感じ、恥ずかしくなって思わず目を逸らす。ジョーは顔を私の胸に埋め、触れられていない乳房を舌でなぞる。やがて彼の舌が私の乳首を捉えた。乳首の周りを舐めまわし、そして強く吸われた。
「あ、ジョー、やめてぇ・・・」
自分の声が甘く鼻にかかったような感じに聞こえるのは気のせいだろうか?その声を聞いて、ジョーはますます激しく乳房を揉み、硬くなった乳首を強弱をつけて吸う。
「はんっ・・あん、あん・・」
ジョーが繰り出す刺激に私の体は耐え切れなくなっていた。私は崩れるように地面に膝をついてしまった。
未経験の刺激は私にとって強すぎて、考える力を奪っていた。ジョーはそんな私の前で自分の戦闘服を脱いでいく。私はそんな彼をボーっと見ていた。彼の中心に何か猛々しいものがそそりたっている。
!!
それを見た瞬間、自分が何をされるか思い出した。
「あっ、やあ・・」
あんなのが私の中に・・・。私の体がこれからの行為を想像し震えだす。思わず膝をついたままあとずさる。
「逃げられないよ、フランソワ−ズ。」
と、全てを脱ぎ捨てた彼が私の瞳を見つめながら静かに言った。そんな彼の冷静な声を聞き、自分が本当に逃げられないことを悟った私は、体中の力が抜けてしまった。ジョーは私の肩を掴み、地面にそっと押し倒した。地面といってもそこは雑草が茂っている場所だったのでそれほど背中は痛まなかった。
ジョーが押し倒した私の唇を奪う。
「んん・・・」
思わず甘い声が漏れる。ジョーの舌が私の舌を捉え、吸う。心地よい刺激が口の中から広がっていく。また頭の中がぼんやりとしてきた。
唇が離れ、ブーツが脱がされ、ジョーの手が私のズボンにかかり一気に引き下ろされた。私は体に力が入らず、彼にされるがままになっていた。
ショーツも脱がされ、足を大きく開かされる。ジョーはそのまま私の秘所に顔を埋め、舌で割れ目を丹念に舐め始めた。
「はああ・・ああん・・あんっ」
一度も誰にも触れられたことのない場所をジョーに舐められている。最初はそう思うと恥ずかしくて仕方なかったが、彼の舌が割れ目をなぞる度に快楽の波が私の羞恥心を飲み込んでいく。私は体の奥から熱いものが溢れてくるのを感じていた。
いきなりジョーは私の一番敏感な蕾を舌で探り当てた。
「ああっ・・!!」
もちろん私はそれが何であるかは知らない。しかし、彼が舌を使って優しくそこを愛撫する度に自然と体がのけぞる。
ジョーは人差し指でそっと敏感な蕾の包皮をむいて、口付けた。
「ああん・・!!」
今まで感じたことのない刺激で、体中に電流が走る。ジョーはゆっくりと蕾を舌で愛撫し始めた。
「はああんっ!!」
あまりの刺激の強さに涙がこぼれてくる。唇からは甘い声が途切れることなく漏れ、体は反り返る。私は体の中に彼の指がゆっくりと入ってくるのを感じた。
「あっ、い、いや・・!!」
そんな私の声を無視してジョーは指を進めていく。
「ひっ・・やん」
「フランソワ−ズ、よく濡れているよ。気持ちいいかい?」
「い・・や・・、そんな、こ・・と、い、言えない・・ああん!!」
ジョーが指で膣内をなぞる。
「あ・・あふ・・ひゃあ・・!!」
私は今までとは違った刺激に身を捩った。そんな私を見てジョーは指の動きを早め、彼の唇が再び私の蕾を捉え、責める。
「ふ、ふぇっ、も、もう許して・・・、ああん!!」
今まで以上の巨大な快楽の波が襲ってくるのを感じて、私はビクン、ビクンと激しく体をのけぞらせた後、一気に体中の力が抜け、頭の中が真っ白になった。

「・・・いった?フランソワ−ズ。」
ジョーが遠くで言っているように聞こえる。絶頂の余韻に浸っている今、私は声をだすことができなかった。
フランソワ−ズのトロンとした顔を見ながら彼はあの優しい瞳で慈しむように見つめながら
「いれるよ。」
と言って、私の秘所に、固くなっている己自身をゆっくりと差し入れた。
「・・・?・・・っ!!」
今までふわふわと漂っているような心地よい感覚に身を任せていた私は、激痛を感じて一気に現実に引き戻された。
「ジ、ジョー・・!!い、痛い・・!!・・や、やめてっ・・・!!」
「フランソワ−ズ、力を抜いて。僕を受け入れて・・・。」
私の哀願を無視してジョーは奥まで己自身を進める。私の体に裂かれるような痛みが走る。
「ああっ、もうっいやあっ・・!!」
涙がどっとこぼれてきた。ジョーはそんな私の涙をそっとぬぐって、優しく唇を重ねた。やがてそっと唇を離し
「ずっと君が好きだった。そして・・・ずっとこうしたかったんだ・・・。」
と私の耳元で囁いた。その言葉が私の頬を熱くした。
「・・・ジョー・・・。私も・・あなたが好き・・・。」
彼も自分と同じ気持ちでいてくれたのが嬉しくて、また涙があふれてきた。そんな私の涙を、ジョーは今度はキスでぬぐってくれた。ジョーを見上げると、彼の顔には今までにない優しい目をした穏やかな表情が浮かんでいる。
「そろそろ動くよ・・・」
私は頬を染めながら、こくんと小さくうなずいた。彼の首に手をまわし、強くしがみ付く。決して離れないように。やがて彼はゆっくりと腰を動かし始めた。その動きが次第に細かい振動となって心地よく私の中に響いてくる。
最初は苦痛でしかなかった振動が、今は快楽へと変化していた。やがて、ジョーは腰を大きく振り出した。そのせいで奥まで一気に突かれるようになった。
「ひっ、ああん!!やああん、そんなに強く動かないでえ・・・!!」
私は思わず彼の動きに耐え切れず、甘い声を出してしまう。
「フランソワ−ズ・・中がぎゅっと締まっていて気持ちいいよ・・・。」
「あっあっあっ・・・!!そんなこと言わないで・・・。」
ジョーの腰の振りが一層激しさを増した。私は脳裏に火花が散ったような気がした。
「・・・!!もう、もう・・・!!だ、だめえ・・・!!」
私は体をエビのようにのけぞらせて気を失った。
ジョーはフランソワ−ズが絶頂に昇りつめたのを見届けて、彼女の中に熱いものを注いだ・・・。

目を覚ますとそこには心配そうなジョーの顔があった。
「大丈夫かい?」
私はまだ体がだるかったけれど精一杯力を振り絞って起き上がって微笑んだ。
「ええ・・・。」
「そろそろ冷えてきたね。服を着ないと。」
そう言ってジョーは照れながら、私に戦闘服と下着を手渡してくれた。
立ち上がって着替えようとした時、私の秘所から白濁した液体に混じって赤い一筋の線が太腿を伝って流れてくるのが見えた。
「・・・。」
彼と交わった証。おそらく一生忘れないだろう。
すっかり時は流れて夜の帳が空には広がっていた。
私達は服を着た後、夜明けを待って行動することにした。夜明けを待つ間私はジョーに聞いてみた。
「ジョー、あなた飛空挺の中であの光線を受けたこと覚えている?」
「ああ。覚えているよ。」
「じゃあ、墜落してからのことは・・?」
「・・・覚えているよ。
フランソワ−ズ、君は僕がMMのせいでおかしくなった、って思っていたんだろう・・・?」
「・・・違うの?」
ジョーは私の顔を照れくさそうに見つめながらゆっくりと話し出した。
「・・・気を失った僕を起こしにきた君の顔を見た時、心の底から何かが溢れてきたような気がしたんだ・・・。止めようと思ったんだけど、その内にどうしても今そうしなきゃいけない気がしてきて・・・ああなったんだ・・・。」
「そうだったの・・・。」
私の頬が思わず熱くなる。
そんな私をジョーはいつものあの穏やかな優しい薄茶色の瞳で見つめている。どうやら今はMMの影響がすっかりなくなったようだ。MMは人間の奥底に眠る残忍性・欲望を露にする。
彼の場合、心に眠る欲望の方が強く現れたようだ。
「・・・フランソワ−ズ、ごめんよ。驚かしてしまったね。」
ジョーは少し赤くなってうつむく。
「あっ、いえ、その・・・。」
私もつられてうつむく。
しばしの沈黙の後、
「フランソワ−ズ、愛してる。」
と言うジョーの声が聞こえた。はっとして顔をあげると、ジョーはまっすぐに私を見つめていた。
私も彼の顔をまっすぐに見つめる。
「私も愛してるわ、ジョー。」